SSブログ

世界遺産の富岡製糸場(松井田妙義の旅 #4) [2014年松井田妙義の旅]



松井田妙義の旅、その4です。

引き続き、お読みいただきありがとうございます。

9/1に、6/21に近代化遺産として世界遺産に登録された富岡製糸場に行ってきました。
世界遺産となり有名になったこともあり、平日にも関わらずかなりの人でした。

ツアーに申し込むと、ボランティアの人が場内を40分ほどかけて案内してくれます。
とてもわかりやすい説明でしたので、ツアーに参加されることをお勧めします。

さて、富岡製糸場は、明治5年に明治政府が日本の近代化のために最初に設置した官営の模範機械製糸場です。江戸時代末期、日本の最大の輸出品は生糸でした。輸出の急増に伴い、生産量が急拡大し、品質の悪い生糸が多量にできてしまい、日本の生糸の評判が下がってしまいました。

そこで、明治政府は生糸の品質改善と生産向上、技術者育成のため、洋式の繰糸機械を備えた模範工場を作りました。

入り口です。

富岡製糸場

操業を開始した年、「明治5年」と書かれています。

富岡製糸場

東繭(まゆ)倉庫。

ここの建物は、「木骨レンガ造」といい、木造の骨組みにレンガ壁を並べた建築技術を使っています。
レンガは「フランス積み」と呼ばれるレンガの長い面と短い面を交互に並べる積み方をしています。この積み方は、見た目には美しいのですが、壊れやすいという欠点があるそうです。

富岡製糸場

富岡製糸場

いよいよ、メインの繰糸場です。この建物は「トラス構造」となっており、三角形を組み合わせた骨組みをもつ建築技術です。梁に直接力がかからないため、柱の間隔を広くとることができます。

富岡製糸場

富岡製糸場

ニッサン製の自動繰糸機です。これで生糸を作るなんて、何だか凄いですね。

富岡製糸場

ちなみに、自動繰糸機の前は、フランス式繰糸器と呼ばれる方式でした。自動繰糸機にくらべかなりシンプルですね。これが300釜設置されたそうで、当時世界最大規模だったそうです。

富岡製糸場

最後は、ブリュナ館。製糸場の建築指導者として、フランス人のポール・ブリュナが雇われました。かなりの高待遇で迎え入れたそうで、住居もかなり立派ですね。

富岡製糸場


松井田妙義の旅、次回最終回です。


ブログランキングに参加しています。ランキングが上がると励みになりますので、1日1回ポチッとクリック頂けるとうれしいです。




スポンサーリンク







nice!(35)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 35

コメント 1

TR

いいねを頂きありがとうございます。これから計画されている方は、なるべく空いていそうな日を選び、周辺の駐車場を事前にチェックされることをお勧めします。市営の駐車場はすこし離れていますので。
by TR (2014-09-19 08:25) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。